アルバニア共和国 デュラス

ティラナは内陸の町ですが、バスで30分ほど行けばアドリア海に面したデュラスに行けます。バスが一般的な交通手段ですが、鉄道もあります。

駅前にあった時刻表です。運行されているようですから、せめて片道は列車にすべきでした。モンテネグロのシュコダルまで4時間で行けるようです。

列車の走っているところを見ることはできませんでした。
この街で二つの出来事がありました。オフリトでは靴下を買いましたが、デュラスでは下着（パンツ）を買いました。洋品店のおばさんは不思議そうな顔をしていました。両方とももうどこかのゴミ箱に行ってしまいました。ティラナでは青いチェックのシャツを、プリシュティナでは黒いチェックのシャツを買いましたが、これはまだ使っています。トルコ製でした。
もうひとつ。ティラナへの帰路、バスを待っているとおっさんが話しかけてきました。手巻きの刻み煙草を買わないかというのです。1キロのかたまりでいくらでしたので、「それは多すぎる、半分なら買う」と答えたところ、半分に割って値段も半分でした。良心的。成田空港の税関でちょっと心配しましたが問題ありませんでした。

ティラナよりも洗練された町かもしれません。フェリーに乗ればすぐにイタリアです。イタリアから安上がりのバカンスに訪れる客が多いそうです。

海岸はこんな感じです。3月ですからシーズンオフです。

イスラム教徒には見えませんが、マザー・テレサ――アルバニア人だと思われていますが、実はスコピエ生まれのルーマニア人です――のような例外はあるものの、アルバニア人の大半はイスラム教徒です。若いお姉ちゃん――の胸の谷間――を眺めながらのんびり過ごすのには良さそうなところです。

デュラスで忘れてならないのは、手つかずの遺跡です。

観光資源にしようという意欲はあるようです。

これはヴェネツィア共和国がアドリア海を支配していたころのものではないでしょうか。

これが一番古いようです。共産主義時代には保存して観光資源にしようなどという考えはなかったのでしょう。

ローマ帝国時代の闘技場のようです。ほったらかされているので、こんなになってしまっていますが、これはこれで一興です。中に家まで建っています。何より勝手に入れます。

そこで結婚記念の写真をプロに撮らせているカップルがいました。もちろん男性の写真はありません。