正面の門から引込み線が続き､右が男性用のバラック､左が女性用のバラック､突き当たりにガス室と焼却炉というのが全体の配置です。突き当たりの場所には､現在､国際慰霊碑が作られています（一枚目）。男性用のバラックは木造のために現在は煙突しか残っていません。 2015年9月に再訪したところ、男性用バラックが再建されていました。”観光地としての整備”のためですから、致し方ありませんが、興ざめでした。

女性用のバラックは煉瓦造りのために今も残っています。アウシュヴィッツのように整備されていないために､かえって恐怖感を覚えさせます。とにかく､この大きさは恐怖の一語につきます。雨の中､出来るだけ歩き回りましたが､とにかく広いです。この大きさは､言わばナチス・ドイツの狂気の大きさを表していると言えるのでしょう。

ちょっとわかりにくいですが、鉄条者向こう側に煙突だけが残っています。男性用のバラックで木造だったために、建物はもうありません。

このように残っているのは女性用のバラックのみです。

鉄条網がどこまでも続いています。この収容所は、175ヘクタールあるといいます。700メートル×2500メートルの広さということですから、とにかく広いです。そのなかに300棟以上のバラックがありました。1944年8月の点呼で10万人が収容されていたといいますから、1棟に300人以上が詰め込まれていたことになります。

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