2009年3月エルサレムいよいよエルサレムです。イエスはナザレからエルサレムまでサマリア人の町ナブルスを通って南下していますから、同じルートを通りたかったのですが、ヨルダン川西岸と呼ばれるパレスティナ人の地域を縦断することになります。現在（2016年）も、この時（2009年）も、観光旅行者はこのルートを通ることは不可能です。かりに無理やりに通ろうとすると、検問所がたくさんあってとんでもなく時間がかかることになります。というわけで、常識通りに、ヨルダン川西岸を大きく迂回するルートを通るナザレからエルサレムに向かうバスを利用しました。
エルサレムのバス・ターミナルです。中に入るためには厳重なセキュリティチェックを受けなければなりません。バスの発着所であるだけではなく、ショッピングセンターにもなっています。この周辺はときどきテロ事件があります。運を天に任せましょう。 エルサレムの人々
エルサレム旧市街のラオイン門から自宅へ向かう下校途中のパレスティナ人の少女。
エルサレム旧市街ダマスカス門の一部を構成する建物に住んでいる少年。
エルサレム旧市街ダマスカス門から出てきたパレスティナ人の女性たち。
この女の子はユダヤ系だと思います。お母さんと一緒でしたが、ぐずついていました。
エルサレムの風景
135年にローマ皇帝ハドリアヌスによって建築されたと言われている列柱
ダマスカス門。エルサレムからダマスカスへ向かう通りのスタート地点ということからこの名前があります。10世紀ころのエルサレムの地図を見てもこの門があります。ここから入ったところがエルサレム旧市街のイスラム教徒地区なので、パレスティナ人はここからエルサレム旧市街に入ります。何か事件が起こると、イスラエル軍は嫌がらせをするために、この門を通行禁止にします。
イスラエル軍の新兵たち。手前のワイシャツ姿の男が訓練係のようです。信号が変わるのを待っているところです。
オリーブ山の頂上近くにいた駱駝のタクシーです。ロバもいました。
オリーブ山の斜面の下の方にへばりつくように立ち並ぶ家々。斜面の上の方は古くからのユダヤ人墓地です。
オリーブ山の向こう側の丘に建設された《分離壁》。オリーブ山の先にあります。この周辺はエルサレムでもあまり治安が良くないとされている地域ですが、イスラム教徒が多いですから、それほど心配する必要はないようでした。
それほど遠いわけではありません。エルサレム旧市街からこの撮影地点まで、徒歩で30分ほどです。ただし、上り坂です。
エルサレム旧市街の門のひとつです。銃弾の跡がたくさんあります。
観光客のいなくなった夜のエルサレム旧市街です。危険はまったくありません。
ヤッファ門となりの《ダビデの塔》は考古学博物館になっています
《ダビデの塔》から見た《岩のドーム》です
《ダビデの塔》から見た《聖墳墓教会》 左の黒いドームです
ソロモンの建てた《第一神殿》の模型です。《ダビデの塔》にありました
エルサレムのミニチュアです。《ダビデの塔》にありました。いつごろの時代の再現なのか分かりませんが、現在とほとんど変化はありません。神殿の丘に立つ《岩のドーム》、《聖墳墓教会》、ヤッフォ門、ダマスカス門も見えます。 神殿の丘
《嘆きの壁》 不公平ですが、左が男性用、右が女性用です。その右の木組みの通路は〈神殿の丘〉への唯一の通路です。〈嘆きの壁〉への入り口にも〈神殿の丘〉への入り口にもセキュリティ・チェックがあります。ちなみに大きな荷物を持っていると門前払いされます。チェックはイスラエルの武力支配が苛烈になるに従い、ますます厳しくなっています。
《嘆きの壁》の前で祈るイスラエル軍兵士です。小さな紙を壁の隙間に押し込んでいる兵士がいますが、願い事を書いて壁の隙間に押し込むと願いがかなうと言われています。
《嘆きの壁》の奥にある洞窟（大きめの窪みと言った方が正しいかも）です。古い書物が並び、多くのユダヤ人が祈っていました。女性と非ユダヤ教徒は入れないようです。私はユダヤ教徒ではありませんが、誰にも文句は言われませんでした。
《神殿の丘》の〈岩のドーム〉です
《神殿の丘》の〈アル・アクサー・モスク〉です。夕刻なのでライトアップされています。エルサレムの城壁の外から撮影していますが、正面に見えるのはオリーブ山、手前は発掘された遺跡です。 |
