マウトハウゼン強制収容所　その弐

これが正門です。1945年にこの収容所が解放されたときに破壊されましたが、もともとは正門の上に鉤十字がありました。残骸だけが残っています。
4年前にアウシュヴィッツを訪れたとき、雨に降られて、カメラを落っことしたのを思い出します。この日は2004年4月8日、マウトハウゼンでは雹が振りました。雹が降る天気というのは、急に空が暗くなって雹が降るかと思えば、明るく晴れ渡ったりするのですが、この日はまさにそういう天気でした。

正門に続く塀です。5メートル以上は優にあります。

鉄筋がはっきりと見て取れます。開いているのは向かって左の通用門です。

写真では見えませんが、正門の内側に1941の文字があります。

門を入ったところです。正面の建物には今はカフェなどがあります。左はガレージだったようです。

振り向きました。ここから出られた人はほとんどいません。解放時にはここは死体であふれていました。

正門に続く監視塔です。石造りで、威圧感があります。

　マウトハウゼン強制収容所の正門をくぐります

〔2004年5月11日〕

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